アイビー便り
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医学研究への一私見
- 2022年7月30日
- 院長のゆんたく
こんにちは、アイビー院長です。
医学研究といえばiPS細胞や免疫チェックポイント阻害剤などが思い浮かびますね。
これらは細胞内シグナル伝達や免疫機構など純然たる生命科学(生物学)研究ともいえます。このような
研究を礎にして医療は現在も飛躍的な進歩を続けています。
一方、訪問診療では華やかな新薬もなく、厳しい暑さのなか患者宅を回って話を聞き、わずかな体調の
変化を見落とさずに服薬や訪問調整を行ったり、人生の過ごし方のコンセンサスを得るよう本人・家族
との話し合いを重ねる、といった日々が続きます。
それは取りも直さず患者(その家族)の生活と病気との折り合いをつけるということであり、病気の治療
に気を取られると満足が得られないことも多々あるように思います。
人々が集まって共同生活するかたちを社会というなら、家族という社会における構成員の精神身体的変
化にどのように対応していくかと言い換えることも出来るでしょう。そう考えると訪問診療は医学にお
ける社会科学研究への入り口になりえるのかもしれませんね。
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