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アイビー便り

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もしバナゲーム

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こんにちは、アイビー院長です。

 

浦添市在宅医療ネットワーク職員さんの発案で、先日、訪問看護ステーションの方々と訪問診療医が

「もしバナゲーム」を行いました。

 

聞いたことはあったものの、実際ゲームを行うのが私は初めてでした。

下の箱に入っているカードゲームです。

 

 

4人で行うところを、メンバー数が調整できず5人で行いました。医師2人、看護師2人、理学療法士1人

です(以下ルール説明が入りますので知っている方はご容赦を)

 

各々5枚のカードを持ち、テーブルの上にそれ以外の5枚を広げてならべ、残りはまとめて伏せておきます。

 

カードは合計35枚あって、いろいろなことが書いてあり、人生の最後に望むであろうというものです。今回、

各々の手持ちのカード25枚(5名)、広げたもの5枚で残りも5枚となります。

 

 

「もしあなたの余命が半年だったら」という仮定をもとに、書いてあることのなかで自分が大事だと思うこと、

しっくりくることを記載してあるカードを常に持つようにします。

 

 

これは違うな、というカードがあればテーブルに広げてあるカードの中から自分の考えに近いものを探して

交換します。もし無ければパスとなって手持ちのカードのまま次の人に順番がまわります。

 

 

このように選択を続けていき、皆がパスをする(考えに合わないカードだけになる)と、そのカード5枚は

除けられ、伏せてあったものから新たな5枚が取られテーブルにひろげられます。

 

 

これを繰り返し(4人なら3回の交換、今回は2回交換で)カードが無くなればゲーム終了。

結果として手持ちのカードは自分の考えに近いものが残ることになります。

 

 

最後に各々がそのカード5枚のうち最も大事だと思う3枚と、落としても良い2枚を皆に見せながら、

その理由などを説明します。

 

 

今回、医療関係者ばかりでしたので考えが似ているかと言えば、さにあらず、私が要らないと戻した

カードを他の方が取ったりするなど、違いがあって面白かったです。

 

個々の事情に応じた優先順位の違いかもしれませんね。

 

 

私が持っていたカードには「祈る」や宗教家との交わりを書いたものがあって、

ゲームの由来が気になりました。

 

 

一般社団法人iACPが米国Coda Allianceのカードゲーム「GO WISH」を忠実に日本語訳しつつ、

日本にあったルールに改変したもののようです。

 

 

ゲームの常で自分の考えにぴったりのカードが手に入るか分からないということもありますが、

それは気にせず、皆で自分の最期について率直にワイワイ話し合うことが大事だと思いました。

 

 

しかし「GO WISH」が何故「もしバナゲーム」なのか?

詳しい理由は分かりませんでした。皆、気にならないのかな?

 

 

 

追記

もしバナ=もしものための話し合い

 

「GO WISH」は1~2人でプレイするため、自分のWISHを明らかにする(GO)というイメージだと

すると、日本独自ルールの4人で行う「もしバナゲーム」は皆でもしものための話し合いをする

ということなんでしょうね。