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教えて林くん:BPSD関連行為とは?

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Q26. BPSD関連行為とは?

 

介護認定基準時間算定の樹形モデル8つのうち6番目にあたるのがBPSD関連行為だよ。

 

BPSDとはBehavioral and Psychological Symptoms of Dementia(認知症の行動心理症状)

の頭文字をとったものなんだ。

 

認知症は認知機能の障害である中核症状(記憶・学習障害、判断力低下、見当識障害、失語、

失行、失認など)のほかに周辺症状として不安、抑うつ、幻覚、興奮などのさまざまな

精神症状や行動障害が見られるんだ。

 

この周辺症状をBPSDと言うようになっているよ。

 

それではBPSD関連行為の樹形図を見てみよう。

 

 

中間評価項目はトータル5つのうち精神・行動障害、認知機能、身体機能・起居動作の

3つが用いられているよ。

 

BPSD関連行為で介護認定基準時間が最も長くなるのは精神・行動障害が81.0以下と問題が

みられており、なおかつ麻痺がなく、意思疎通がほとんどまたは全く取れない場合だね。

 

身体は動くため認知症の周辺症状がダイレクトに介護側の負担になることが想像されるね。

 

 

参考文献:

要介護認定 介護認定審査会委員テキスト2009 改訂版 2018年

認知症トータルケア 日本医師会雑誌 第147巻・特別号(2) 日本医師会 2018年