アイビー便り

 

Q32. 認定調査員とは？

 

要介護認定に係る認定調査を行うものを認定調査員というんだ。

 

調査員には市町村職員または事務委託法人の職員がなっていたんだ。市町村の

正規職員が調査員となる場合、特定の資格は必要ないけれども都道府県や指定

都市が実施する「介護保険認定調査員研修」の履修が求められるよ。

 

事務委託法人の職員が調査を行う場合は、これまで主に介護支援相談員

（いわゆるケアマネージャー）のみが可能であったんだ。

 

けれども高齢者の増加に伴い令和2年に調査員の資格要件が緩和され、

①　医療・介護・福祉に関する資格を有し（介護保険法施行規則第113条の

2第一号または第二号）、かつ介護の実務経験が5年以上あるものと

②　認定調査に従事した経験が1年以上あるものにも可能になったんだ。

 

厚労省事務連絡

 

 

医療・介護・福祉に関する資格とは以下の21職種を指すよ。

 

医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、

作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、

言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士

又は精神保健福祉士

 

ただしこれら資格所有者も都道府県や指定都市が実施する「介護保険認定調査員研修」

の履修が求められるのは同じだよ。

 

 

参考資料：

要介護認定　介護認定審査会委員テキスト2009　改訂版　2018年

内閣府「介護認定に係る調査主体の資格要件の見直しにより、効率的な介護認定に寄与」