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教えて林くん: 過去14日間にうけた特別な医療(酸素療法、レスピレーター、気管切開の処置、疼痛の看護)
- 2025年6月15日
- 教えて林くん
Q38. 過去14日間にうけた特別な医療(酸素療法、レスピレーター、気管切開の処置、疼痛の看護)
酸素療法
常時酸素療法をしていない。例えば自宅では行っていないけれども外出時のみ酸素療法していても
「ある」と選択するんだ。
また訪問看護などの医療者の管理が2週間以内に行われていることも大切で、自分で管理して医療者が
かかわっていないと「ない」とされるよ。
レスピレーター(人工呼吸器)
レスピレーターの機種や、経口・経鼻・気管切開の有無を問わないよ。
例えば鼻マスク陽圧人工呼吸療法(NIPPV)に鼻マスク式補助換気用人工呼吸器を使用している
ような場合も「ある」だよ。
また酸素療法と同様に過去2週間以内に看護師などの医療者による管理が行われているのが大切なんだ。
気管切開の処置
処置とは、気管切開が行われたものへのカニューレ交換、開口部の消毒、ガーゼ交換、開口部からの
喀痰吸引などをいうよ。過去14日以内に看護師等によって実施された場合にのみ「ある」となるんだ。
疼痛の看護
ここで想定されている疼痛とは、がん末期のペインコントロールに相当するひどい痛みで、それに対して
鎮痛薬の点滴、硬膜外持続注入、坐薬、貼付型経皮吸収剤、注射が行われている場合に「ある」とされるよ。
良く間違われるのは、整形外科医の指示で理学療法士がおこなう痛みのための電気治療や、一般的な
腰痛・関節痛などの痛み止め注射や湿布、痛み止めの内服治療などで、これらは「ない」と判断されるんだ。
また看護としてマッサージする、さする、声掛けなども「ない」になるよ。
ここでも過去14日間に看護師等によって実施されたもののみで「ある」とされるんだ。
参考資料:
要介護認定 認定調査員テキスト2009 改訂版 H30年4月
現場で使える要介護認定調査員便利帖 加藤裕美 翔泳社 2024年
すぐに役立つ要介護認定調査員実践ガイド 德重妙子 梓書院 2024年
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