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教えて林くん:認定調査 第一群 身体機能・起居動作 1-1麻痺等の有無について教えて

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Q40. 認定調査 第一群 身体機能・起居動作 1-1麻痺等の有無について教えて

 

ここいう麻痺等とは、神経または筋肉組織の損傷、疾病等により、筋肉の随意的な運動機能が

低下または消失した状況をいうんだ。冷感などの感覚障害は含まれないよ。

 

大事なことは主治医意見書に記載されている医学的な麻痺とは異なることなんだ。すなわち

意識障害などで自分の意思で動かせない場合、パーキンソン病の不随意運動や関節の著しい

可動制限などで目的とする確認動作が行えない場合も麻痺等がありと判断されるんだ。

 

評価軸は以下の6つになるよ。

 

1(麻痺が)ない、2左上肢、3右上肢、4左下肢、5右下肢、6その他(四肢の欠損)

 

麻痺かないか、四肢(2-5)のうちのいずれかに麻痺等や筋力低下があるかを選択するんだ。

いずれかの四肢の一部(手指・足趾を含む)に欠損があったり、上肢・下肢以外に麻痺等がある場

合には6その他(四肢の欠損)を選択するよ。

6その他では、部位や状況等を具体的に「特記事項」に記載しなければならないんだ。

 

それでは上肢から実際の確認方法を見てみるよ。

 

 

椅子に座って行う場合は前方と側方への肩の高さまでの挙上・保持を確認するんだ。

 

 

 

円背では顎の高さまで挙上・保持できたらOKだよ。

保持の時間は特に決まりはなく数秒でも出来ればいいんだ(下肢も同じ)。

 

 

 

椅子に座ることが出来ないひとには仰臥位で行ってもらうよ。この場合は垂直方向のみの確認でいいんだ。

 

 

次に下肢の確認方法だよ。

 

 

こちらも椅子と仰臥位の2通りの判定方法があり対象者の状態に合わせて使い分けられるよ。

挙上・保持してもらう場合に椅子や枕等から太ももが離れないように注意が必要だよ。

 

これら動作が調査当日の痛みなどの体調変化や調査員が危険と判断して行えない場合は聞き取り調査となるよ。

 

聞き取りでは

「上着を着るときに自分で袖に腕を通せていますか」

「座ったままズボンや靴下をはくとき、足を前に伸ばしてあげられますか」

「足を踏み台や低い段にのせるような動きはできますか」

など日常生活での動きを聞くことで麻痺の有無を判断しやすくなるよ。

 

また聞き取り調査では日頃の様子も聞いて、調査での動きと日頃が違う(対象者が頑張りすぎた)場合は

調査日より概ね過去1週間の状況で頻回に見られると思われれるものが選択されるよ。

 

 

参考資料:

要介護認定 認定調査員テキスト2009 改訂版 H30年4月

現場で使える要介護認定調査員便利帖 加藤裕美 翔泳社 2024年

すぐに役立つ要介護認定調査員実践ガイド 德重妙子 梓書院