アイビー便り
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沖縄県医師会医学会総会2025年12月
- 2025年12月14日
- 院長のゆんたく
こんにちは、アイビー院長です。
今回は主治医意見書から離れて、本日参加した県医師会医学会総会について
お伝えしたいと思います。
琉球大学を卒業して30年以上経過してしまいましたが、恥ずかしながら今回
初めて県医師会医学会総会に参加させて頂きました。
巻頭言で会頭の先生が記されているように、人口減の世相を反映してか、
以前は200~250あった演題数も今回は86題となっています。
印象に残ったのは、卒後30年以上経った同期が発表して頑張っているところ。
本来なら研修医か中堅の先生が発表してもいいのに、と思ってしまいました。
その部署のトップと思われる人(昔を引きずっているので間違っているのかも
しれませんが)の姿もなく、医学会総会の困難も仄かに感じることが出来ました。
また、医学総会に付随して行われていた、日本医師会認定産業医の研修会にも参加しました。
「沖縄県の健康復活と沖縄県の医療の未来~会場一体型大討論会」とこれまでの座学中心の
研修会とは異なり、医師会長をはじめ理事の先生方が沖縄医療の課題と対策について
述べる新しい試みで非常に興味深いものでした。
少し残念なところは会場一体型大討論会ではあったものの、発言するのは偉い人か
お年寄りばかりで若い人の意見がなかったところでしょうか。
事前にアンケートなどで発言に消極的な層の意見も吸い上げておければ、より活発な
意見交換が出来たかもしれません(産業医研修会の趣旨からはずれてしまうかもしれませんが)
私の意見は
「医師会の先生方の発言からも現在の課題となっているものの多くは純粋な医学というより、
医学と社会の関わりの問題が多いと思う。しかし医学総会の発表のほぼ全ては臨床的なことに
偏っており社会医学的なものはほぼ皆無である。
これからは社会医学に対してもより目を向けるべきでは?
そのためには琉球大学だけでなく県外大学・研究機関ともより積極的に交流を図るべきではないか?」
地域・家族などとも関わることの多い在宅医の戯言かもしれませんが、医師会の先生方には
是非ともご検討をお願いしたいと思っています。
私は今回演題84「介護保険 主治医意見書からみた訪問診療」を発表しました。
演題内容については次回ご紹介したいと思います。
沖縄県医師会医学会総会集会号
https://www.okinawa.med.or.jp/wp-content/uploads/2025/12/okiigakuzasshi64_3_139-1.pdf
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