アイビー便り
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マイナ在宅受付Web
- 2024年9月8日
- 院長のゆんたく
こんにちは、アイビー院長です。
最近、地元新聞でも掲載されているように「マイナ保険証」は不評のようです。健康保険証が廃止となる
12月2日が近づいているにも関わらず沖縄の7月のマイナ保険証利用率は4.75%と全国平均の11.3%と
比べてもかなり低い状況です。
沖縄のマイナカード保有率が62.4%と全国平均74.5%より低いこともマイナ保険証利用が進まない
原因の一つかもしれません。
県外紙を含む複数新聞社の合同アンケートによるマイナ保険証を使わない理由とは、以下多い順から
1位 従来の保険証が使いやすいため
2位 情報漏洩が不安なため
3位 マイナカードを持ち歩きたくないため
4位 メリットを感じないため
5位 病歴や薬歴を明かしたくないため
私も保険証利用可能なマイナカードを持っており、個人的には便利なものだと思っています。卑近な例で
恐縮ですが、わざわざ市役所に行かなくても住民票などの公的書類がコンビニで取れるのですごく
助かっています
(開所時間内に市役所へ行く時間がほとんど取れないので)
保険証としても使えるのであれば、持ち運ぶカードが減るし、スマートフォンにマイナカードの電子情報
を搭載すればカードを持たずとも各種機能が使えるようです
(保険証としての利用は今後対応とのこと)
https://www.digital.go.jp/policies/mynumber/smartphone-certification
さて、話を戻してマイナ在宅受付Webです。
これまで、われわれが患者さん宅・施設に訪問し、そこで保険証を確認して持ち帰った情報をクリニックで
コンピューターに打ち込み登録するかたちでした。
このマイナ在宅受付Webを用いることで、クリニックでのデータ打ち込みを行う必要がなくなり誤登録リスクが
無くなると共に職員業務の効率化も期待されます。
実際の手続きを見てみましょう。
当院職員が持参したスマートフォンでマイナ在宅Webに接続すると以下の同意登録入力画面を現れます。
以下の点について情報提供を同意するか否かを入力します。
手術情報、薬剤情報、特定健診等情報、限度額情報、特定疾病療養受療証情報
また処方箋の発行方法を紙にするか電子にするかも決定します。
そして同意登録内容の確認画面で、最終チェックを行い変更があれば修正ボタンを押して修正し、
問題なければ登録ボタンを押します。
次に本人認証として4桁の暗証番号を入力して頂き、スマートフォンで患者さんのマイナンバーカード
の読み取りを行います。これはマイナンバーカードの利用者証明用電子証明書の認証となり、
登録した人が患者さん本人であることを証明することができます。
ただ注意したいのは4桁の暗証番号です。3回連続して間違うとロックが掛かってしまい、
解除に手間がかかっていまいます。
実際、暗証番号がうろ覚えで2回連続で間違えてしまい、これまでの方法に変更して
登録した方もおられました。
在宅医療の対象となる高齢者の方々は暗証番号管理が難しいことも多いと思うので、
外来と同様に顔認証ができるようシステムの進化を強く期待したいです。
しかし、技術の進歩を考えると顔認証も含め、在宅で外来と同様にマイナ保険証を
使えるようになるのはもうすぐだと思います。
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