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アイビー便り

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沖縄ショック

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こんにちは、アイビー院長です。

 

今月受講した産業医講習会で沖縄の生活習慣病状況(2014~2017年)についての説明がありました。

 

そのなかで沖縄の65歳未満死亡率は男女ともに全国1位 (2016年人口動態調査)という恐ろしい報告がありました。

 

65歳未満の働き盛りの寿命を縮めているのが、虚血性心疾患や脳血管疾患、糖尿病です。

 

沖縄はBMI25以上のメタボ割合が37.9%と全国一の太っちょ県であり、脂質異常症(中性脂肪200以上、

LDL140以上)も1位とのことでした(2015年NDB)。

 

講師の先生曰く、ウチナーンチュは65歳を過ぎたらなかなか死なない(!)から、それまでの健康管理が

大事とのこと。しかしながら職場における定期健康診断の有所見率は今年も全国最下位(70.4%、

前年比0.9%増)で11年連続ワースト1位という不名誉な結果となっています。

 

働き盛りの死亡率変化が影響していると思いますが、2000年は「26ショック」と言われ、都道府県別

平均寿命で沖縄県男性が1995年の4位から26位に急落しています。

 

ショックはまだまだ続き、2010年には男性平均寿命が26位から30位、これまでずっと首位を保っていた

女性平均寿命も3位となり「330ショック」と言われているそうです。

 

何故このようなことになったのでしょう?

 

色々な原因によるものと思いますが、私が沖縄に帰ってから感じるのは、とにかくウチナーンチュは

歩かなくなったような気がします。私が高校生のころは首里石嶺から首里真和志までの2-3kmを徒歩で

通学することが多かったです(時にバス)。

今では高校生はおろか、小中学生も親が送迎することがあるとか、、、

 

それ以外には揚げ物が多い食べ物でしょうか?お店で売っているウチナ―弁当も揚げ物が多いです。

高脂血症の原因となりそうです。

 

いずれにしても病気を治すこと以上に予防することが大事だと思います。

 

訪問診療もお年寄りを中心とした居宅・施設の方々の病気増悪を防ぐことに注力しています!