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アイビー便り

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心を守る

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こんにちは、アイビー院長です。

 

私が中学生の時、学校の先生が良く言っていました「てーげー、するな!」

 

てーげーとはものごとを突き詰めず、ほどほどにするという意味です。

 

先生はもっとしっかりやりなさいよ!という意味で仰っていたと思います。

 

この言葉はもっともなのですが、介護の世界ではてーげーも大事なことがあるようです。

 

最近読んだ本に共感した一文があったので紹介します。

 

“認知症の人も、家族も、全員が「割りを食う」のが持続可能なケア”

 

 

「認知症の親を介護している人の心を守る本」 西村知香著 大和出版 2019年

 

介護は長期戦ですので、家族の誰か一人だけで負担するのではなく皆が少しずつ助け合っていくことが

介護している人の心を含め守ることになる。

 

本人も家族の負担を減らすため嫌なデイサービス、ショートスティなどに行くことで「割りを食う」

 

完璧な介護を目指したり、一人だけが介護をすると崩壊する危険が高まります。そういう点では

てーげーも良いかもしれませんね。

 

私以上の世代のウチナーンチュにはてーげーはネガティブなイメージが強いかもしれませんが、「ほど

ほどでも良しとする」という知恵は介護を継続・持続するためには大事だと思います。